ライオンズクラブへの所信 07.8.23 国際第二副会長立候補者 福井正憲
中学時代に聞いたヘレンケラー女史の話に奉仕の心が芽生え、更には彼女が、ライオンズに「盲人の騎士」を 訴えられたのを知り、深い感動を覚えた私は今、CSFUの国際委員としての活動に大きな喜びを感じています。
ライオンズクラブ国際協会の歴史は、今や100年を目の前にしています。この伝統を守り、グローバルにいかに活動するかが国際協会の大きな命題です。伝統産業で生まれ育った私の生涯の命題も同じでした。
広い視野からの活動のためには、より世界を知ろうと、40年間世界の隅々まで旅してきました。世界各地の自然や文化、そして人々の営みの、色々な姿を見聞し、大切に守るべきもの また、助けが求められているものを感知してきたと思います。今200カ国以上に広がるライオンズクラブは何をすべきかに想いをつなぎ、グローバルに、ローカルに、より深く理解し、進路を決めるべき時と認識しています。
ライオンズクラブ国際協会は世界最大の奉仕団体であり、又組織の内容や活動においても実力世界一と評価をされる奉仕団体であります。しかし残念ながら、会員数が伸びないという現実問題に直面しています。この一番の原因は会員一人一人のライオンズに対する自信喪失が一番大きな原因であると思います。今こそ、単に数字のための対策より、会員一人一人にとって、ライオンズがいかに素晴らしいかを明確にすると共に、より素晴らしく再構築して、他人に胸を張って言える自信を取り戻すことです。
その素晴らしさの第一で最大のものは、メルビンジョーンズの言う「奉仕することによって初めて人生が大成できる」であります。即ち会員になることによって、その人の人生が大成されることをライオンズがお手伝いしているのです。従って、まず会員自身の人生大成へ大きく役立っていることを声を大にして言うことです。その上で、このことを他人にも伝えましょう。自分の持ち物や能力の50%を奉仕せよとは言いません。ライオンズクラブを通して、0.数%を他人に奉仕することから始めることが、自分自身の人生の大成への道なのです。
今こそ各クラブでの結成時や創草期にもどり、地域でのリーダー的な人をリストアップし、その人々に話しかけ、同志として一人一人呼びかけ、一人でも多くの人と共に自分自身の人生を大成させられるライオンズクラブにしたいのです。
第二は、親が子を殺し、子が親を殺す。又 宗教や民族の異なりによって殺しあう。これこそ、お互いに理解しあうことが欠けているからです。自分の考えを押し付けるのではなく、異なる考え方のあることを、よりよく理解して、お互いの違いを認めあうことです。一元的な思考ではなく、多元的な思考の共存できる人間社会形成に、ライオンズクラブは、人種・宗教を超えた団体だからこそ可能な素晴らしい存在として磨きをかけることです。
その中心的役割がクラブ例会であり、地域社会での会合や催しにおける多元的な人間のコミュニケーションに、中核としての役割です。家族を含めて話し合う交流こそ、お互いの理解をより深耕でき、その輪が国際協会の組織で、世界へと広げられます。国際的な交流活動の集大成であるエリアフォーラムや国際大会への家族ぐるみの参加は新たな人と人のつながりの輪の広がりの起点となり、人間社会の平和に大きく、貢献できると期待したいのです。
第三は、世界最大の奉仕事業として、サイトファースト事業を行っています。暗黒の世界の人々をなくそうという大いなる挑戦であり、着々と成果をあげています。こうして、我々は目を守っています、しかし、その目で見るこの地球が、今や破壊されつつあることです。45億年かけて生まれた美しい地球が、ここ数百年で大きく破壊されつつあります。
世界最大の奉仕団体を地球守備隊として大きなネットワークを作り、自然災害や人工災害への対応はもとより、より積極的な緑の地球づくりへと、世界最大だからこそ出来る活動を、大いに実行したいのです。それも自分の家やオフィスの近くから植樹をはじめれば、数は力なりで大きな成果が得られるのです。人間は地球の一片としての存在です。地球を傷つけることは自分に傷つけることです。会員一人一本イコール120万本の植樹から始めたいのです。
この大きな三つの柱、自分自身にとって、人間社会にとって、地球にとっての三つの視点こそ今最もライオンズクラブが作り出せる魅力作りです。又 各クラブレベル、地区レベル、国レベル、エリアレベル、世界レベルといった各段階において、規模にふさわしい目標に挑戦する時、素晴らしいライオンズの魅力と成果が生まれます。
90年間育ててくれた先輩諸兄に大いなる賞賛と感謝をすると共に、これからのライオンズクラブ国際協会の発展のためにその先頭の一翼を担って活躍したいと存じています。
|