琵琶湖は1960年頃から始まった総合開発によって、人工島・湖岸堤の建設や埋立てなどの激しい開発の波にさらされ、自然環境とそこに棲む生き物は大きく変貌しました。南湖ではヘドロが1メートルほど堆積しており酸素が供給できない環境です。セタシジミは湖底10メートル下まで生息していますが、このような環境のためピークであった1957年の6,072トンの漁獲量が2015年は36トンにまで減少しています。
10月11日、勢多川漁協の協力を得て膳所城跡公園から約250メートル沖の近江大橋付近にてセタシジミの放流を行いました。漁師によるとこの場所は船がよく往来するため、スクリューで川底をかき回され酸素がいきわたるとのこと。我々はバケツをそれぞれ抱え「どうか大きく育って繁殖しますように」と一人ひとりが願いを込めて、約20キロのセタシジミを川へ放ちました。天候良く爽やかな風に吹かれながら、童心に返ったのかのようなみんなの笑顔がとても印象的でした。



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